環境マネジメント
組織や事業者が、その運営や経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、これらの達成に向けて取り組んでいくことを「環境管理」又は「環境マネジメント」といい、このための工場や事業所内の体制・手続き等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS - Environmental Management System)といいます。また、こうした自主的な環境管理の取組状況について、客観的な立場からチェックを行うことを「環境監査」といいます。 環境マネジメントや環境監査は、事業活動を環境にやさしいものに変えていてくために効果的な手法であり、幅広い組織や事業者が積極的に取り組んでいくことが期待されています。 現在、環境マネジメントシステムは数種類あり、地方自治体、NPO団体や中間法人等が策定したものから、全国規模のエコステージ、KES・環境マネジメントシステム・スタンダード等があり、国際規格ではISO14001が有名ですが、やはり国(環境省)として推進しているエコアクション21が今最も期待されている環境マネジメントシステムではないでしょうか。
エコアクション21審査人
エコアクション21の審査人とは、エコアクション21認証・登録制度において、事業者のガイドラインの要求事項への適合状況を、審査することができる個人の資格です。 審査人に求められる資質
- 環境問題や環境保全に関する基本的な知識を有していること
- 事業者の環境保全活動に関する豊富な知見と経験を有していること
- 環境マネジメントシステムに関する豊富な知見と経験を有していること
- 審査事業者との間で適切なコミュニケーションが図ることができ適切な審査及び指導・助言を行うことができること
審査人認定・登録の更新について 審査人の認定・登録期間は3年間です。その間の、所定の回数以上の審査実績と、資格更新講習の受講・修了が資格更新の要件となっています。
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